2010年10月 のアーカイブ

ブルーアマリリス その後

2010年10月13日 水曜日

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Worsleya rayneri  ブルーアマリリス 4輪開花しました (10/12撮影)

 左右の2輪が10月8日朝 開花。下の1輪が10月9日朝 開花。 更に10月11日朝 上の一輪開花。
 これで4輪全て開花しました。(本当は5輪ですが暑さのためか 5輪目は1週遅れになるようです。)
 なぜか必らず明け方開花するのが不思議です。
 本日10月12日 夕刻 初めに咲いた2輪は花弁が内側にウエーブを生じ。精細を欠いてきました。
 いつもはもう2日ほど持ったのですが 小諸でさえ 昨日 本日と 気温が28度にも上がり真夏の暑さのせいでしょう。

 それでは 猛暑の2010年 けなげに咲いた4輪開花をごらんください。

101012_02Worsleya rayneri  ブルーアマリリス 全姿 (10/12撮影)

 暑さのため やや球根(?)が痩せています。
 毎年片側7~8枚の葉が枯れ 同数の葉を新しく出さないと花を上げないようです。果たして来年は?

幻の植物「ブルーアマリリス」が咲きました

2010年10月8日 金曜日

 幻の植物「ブルーアマリリス」(別名 ブラジルの皇后)が咲きました。
 停車場ガーデン温室エリアに展示してあります。
 別名「ブラジルの皇后」の名に恥じない高貴で優雅な花をご覧ください。
 花は一輪ずつ咲くので 明日3輪 明後日の日曜日には4輪すべて開き 約5日間見れましょう。

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幻の植物「ブルーアマリリス」(別名 ブラジルの皇后)
大鷲が羽根を広げたような優雅な姿、「ブラジルの皇后」ですね

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横顔です 花も素敵ですが西洋カマの様な葉も珍しい形です

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グラデーションが綺麗、今、二輪、一日一輪ずつ咲いていきます

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早速、小諸コミニティーテレビさんが取材に来られました

ブルーアマリリス   Worsleya raineri 
                             別名 ブラジルの皇后 
             
 南米 ブラジル、リオデジャネイロ近くの急峻の岩山に自生するヒガンバナ科の美しい希少球根植物です。 
 日本での開花は稀で、種を蒔いて20年ほど栽培しなければ花が咲かないことで知られた超有名種。
 世界の園芸マニア憧れのブルーアマリリスの花をこのようにお見せできることは55年の園芸歴中 最高の喜びです。

●1974年: イギリスの種子会社 トンプソン&モーガン社より種子を購入。
●1994年: 発芽したものを20年栽培し2月に初開花。
●2006年: 親株はその後衰弱し消滅したが小株をはずしたものを12年裁培し9月14日に7輪開花。 インターネットにて世界に発信。
●2008年: 世界の通例から 最短5年くらいの周期で開花すると言われていたが8月12日に7輪開花。
●2009年: 8月28日 7輪開花。停車場ガーデンに展示。
●1010年: 10月7日 5輪開花。停車場ガーデンに展示。 

 異常高温のためか 開花時期が遅れ、さらに輪数も減少したが、5年~7年ごとにしか開花しないと言われる難物の連続開花は稀です。
               停車場ガーデン 園芸主任 中村勝廣

ご参考:
「ブルーアマリリスの開花」 2006年9月11日の記事: