2009年3月5日 のアーカイブ

職人と職人

2009年3月5日 木曜日


現場でのある日の一場面。ガーデンテラスは「佐久鉄平(石)」の乱張り。備前焼のように焼きしまった・窯変のある赤みの強い一枚の大きな鉄平を前に石職人 と庭職人が,色味の美しさ,その大きさ,さてどこに使うのか,石の加工の仕方などなど・・・・話し合っていた。材料を使う時にも美的感覚が大事。完成後 に利用者の大半はそんな事を知る事も,足元に広がる美しさに気づく人もいないかもしれない。それでも手を抜く事無く石を一枚いちまい愛でる様に調べ,大切 に使って仕上げていく。彼らからは,その仕事を評価する人間がいなくても,自分自身が納得できない仕事はしたくない,同業職人に見られた時に笑われたくな い,という姿勢が伝わって来る。まさにこれはプライド。優れた職人同士互いの仕事に対して決して口に出さないがきっちりと評価している。評価すると言うこ とは,他の職人が仕上げた仕事を大切にする,自分と他者が仕上げる箇所に気を配る,他者の作業の支障とならないように身の回りに気を配る,結果として現場 監督がいなくともいいものづくりとなる。今,私たちの周りからこんな優れた職人がどんどん消えていく。特に今の建築現場にはもういない。市民ガーデンに来 られたら是非,足下のテラスにも目を向けて下さい。良い仕事が見えますよ。(K)

職人さんと道具(3)

2009年3月5日 木曜日



職人であれば誰もが持っている,水準器とゴム引き軍手。水準器はものの水平と垂直を測る道具,測る対象によって使いやすい長さのものを使用する。ゴム引き 軍手は滑らず,濡れにくく,丈夫で長持ち。ただし,職人さんによっては素手の感覚を大切にする人もいて,寒くても冷たくても手袋をしない人もいる。